InART初開催となる本展は、「線」を一貫したテーマに据えて創作活動を続けるアーティスト、大森慶宣氏の個展です。
金沢大学英語教育学部在学中にアメリカに留学して美術を学び、留学中に「絵を描いて生きていく」ことを決意した大森氏は、卒業後本格的に作家活動を開始しました。
「目に見えない自分の心を知るため絵を描く」と語り、常に自分の作り上げた自分らしさを打ち破り続けることで、まだ見ぬ景色を模索し続けています。
スタイルにとらわれない自由な発想から生まれる作品群は、一見すると脈絡がないように感じられますが、根底には「線」に対する情熱があり、自らの心と対話し続ける信念が存在しています。
本展は「KIZAMU」をコンセプトに据え、全ての作品に見るものの心を震わすリズムが刻まれています。作家のリズムを辿りながら、自らのリズムにじっくりと耳を傾けてください。